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2011年09月20日


北陸先端科学大学院大学

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北陸先端科学大学院大学の身体知研究会で講義をさせて頂きました。
俳優として、囃子方として、日本舞踊家としての今までの経験に基づき、古典芸能の体得の仕方、本番までにどう取組むか、リハーサルと本番の違い、普段心掛けていること、「間」とは何か、「和」の心とは、異文化交流で得たものは、アンサンブルの重要性はなどなど・・・

最近外国の演出家とお仕事させて頂く機会が多く、そのお陰で、今まであまり考えずに何となく受継いで来たものや、日本人として当たり前にして来たことを分析するようになりました。

能の友人とも話していたのですが、我々は息を詰めていることがとても多く、無酸素運動だと。
わざと息を詰めたり、敢えて呼吸を意識することで「間」をコントロールしています。

『兵士の物語』のプリンセスをさせて頂くにあたり、タンゴ、ワルツ、ラグタイムの音楽で踊るシーンがあったので、パーソナルトレーナーに付いて肉体改造とダンスのレッスンを受けていました。
その時によく、「呼吸を止めないで!」と言われ、初めて私達は普段何かをする時には呼吸を止めてしまうのだと気付きました。
その反面、敢えてそれを利用したり、息を吐いたりすることで「間」を自在に操っています。

今回のプリンセスは曲が始まる前に2分間ぐらい無音のままで動く演出になりました。
自分の身体が氷の彫像にでもなったようなつもりで、呼吸を殺して、気が付かないぐらいに本当にゆっくりと動き始め、徐々に呼吸をすることで氷が溶け出して少しずつ身体に温かい血が通い始め、自分の体温を感じ、うっすらと意識を取り戻しつつ、未だ何ものかに操られているように彷徨いながらも、何かに救いを求めている・・・
そんなイメージを持って振付けをしました。

芸術を理論的に解析して行く作業は非常に難しいけれど、方法を間違えなければ新しい発見もあります。
http://www.jaist.ac.jp/ks/skl/activity/pg78.html

日時: 00:39 | コメント (0) | トラックバック (0)

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