
「萎えし手に つつじの蕾触れさせて 燃えいずる若き命いただく」
「身の内に死者と生者が共に棲み ささやき交わす魂ひそめ聞く」
「翼のべ空飛ぶ鳥を見つつ思う 自由とは孤独を生き抜く決意」
「わが内の埋蔵資源発掘し 新しきかたち創りてゆかむ」
左半身麻痺になられた後作られた鶴見和子さんの短歌です。
77歳でクリスマスイブに脳出血で倒れられ、翌日に作られたのが
「半世紀 死火山となりしを 轟きて 煙くゆらす 歌の火の山」
「その日その日歩く稽古す 残されし短き刻をよく生きんため」
「冒険せねばぼけゆくのみ ひたすらに死ぬまで冒険せんと思う」
「何のために生きているか分からない 寝たきりになぞ なってたまるか」
「命細くなり行く境涯に いよよ燃え立つ炎ひとすじ」
「萎えたるは萎えたるままに美しく 歩み納めむ この花道を」
83歳で書かれた『回生』の中から・・・
「左半身付随でも車椅子で今まで通り仕事が出来れば良い。
回生とは回復ではない。左手麻痺は死ぬまで癒らないことは、すでにはっきりしている。
元気に戻れないとすれば、生きている限り、前に向かって進むよりしかたがない。
新しい人生を切り拓くことである。もって生まれた可能性(埋蔵資源)を、生命あるかぎり、発掘し続け、それに新しいかたちを与えていく(創造)ことが、回生の究極のいみだと、今は考えている。
不治の病と、そして人間の最後に訪れる老いも、そのための天与の季節だと心得て、この日この刻を大切に生きている。」
読ませて頂きながら、生きる力を頂き、まだ具体的には分かりませんが何かの使命を頂いたような気がします・・・
一緒に世界を創ってくれた望月美沙輔さんに感謝・・・
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