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2010年09月11日


自然に逆らわないのです・・・

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またまた初めての場所にお邪魔しました!!
管楽器の工房です。
我家から一番近い駅に歩いていく途中にあるのに、全く知らず前を何度も素通りしていました・・・

「楽器に聴くんです。きちんと答えてくれるから。自然には決して逆らわない。僕が直した楽器は絶対大丈夫と言う、力づくの人のものに限って却って良くない。」
穏やかな口調ながら、熱くお話し下さった林原さん。

 日本の笛は竹に穴を開けただけのシンプルなものです。(能管は中に管を入れていますが)
音律を整えるためにオーボエやクラリネットのように金属製の金具は付いていませんので、篠笛の場合は数十本持ち歩き、その演奏によって高さの違う笛を幾つも持ち替えながら演奏します。
微妙な調整は歌口に吹き込む息の方向で行ったりしています。

 一方、洋楽器は改良を重ねられた近代的なもので、その分、楽器の狂いはそんなに生じないのかと勝手に思い込んでいましたが、殆どが環境の全く違う海外で育てられ、楽器に生まれ変わった木製のものばかり。
日本の湿度や温度に対応するのに随分と年数が掛かるようです。
金属の部分の変化に対して、木は湿度や温度に寄って微妙ながらもどんどん形を変えていきます。そのために調整が必要なんだそうです。
 
 その微妙な狂いを無理せず少しずつ調整しながら、ある部分では遊びの部分を設けてベストな状態に持って行くようです。正に紙一重の調整をされていらっしゃいました。

 「本当に面白いですよ!またとして同じ楽器は無いのです。同じメーカーでも同じ年に作られたものでも個性が違いますから。」とはつらつとした笑顔で仰っていました。

 お話を伺っていて、邦楽器もそうだな〜と共感するところや、全く違うこともありとても楽しい時間でした。一途な職人さん気質に触れることが出来て、感動です。
自然の力、木を育てる方、伐採する方、楽器を製作する方、メンテナンスする方、演奏者、色々な方の思いが重ねられて、コンサートで素敵な音色が聴けるのですものね。

 私の鼓も江戸時代のものですので、同じように色々な魂が込められている筈です。大切にしなくてはと更に気を引き締めました!!

 さて、調整中だった古部先生の楽器はどうなったのでしょうか?
新日フィルのコンサートで聴けると思いますので、機会があったらいらしてみて下さい。

日時: 16:29 | コメント (0) | トラックバック (0)

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