銕之丞先生と

I.T.I (国際演劇協会)主催の伝統芸能ワークショップ、初参加させて頂いた今年は「能」でした。
10日間、1日6時間もお稽古をして頂き、日本のみならず、アメリカ、ドイツ、イギリス、韓国からも参加され、
日本語が出来なくても、羽衣のキリを、素晴らしい発音で謡っていらして本当に驚きました。
「能とは片方でブレーキを思い切り踏みながら、片方ではアクセルを一杯に踏んでいるようなものだ」と先代銕之丞先生が仰っていたそうです。
このワークショップで『羽衣』の序ノ舞とキリ、『賀茂』の舞働を教えて頂きました。
「静中動」、「動中静」
静かな舞を舞っていても、心と身体の中はもの凄いエネルギーが動いていて、逆に激しい舞を舞っている時は、頭や身体の中はとても冷静であると先生は仰っていました。
なるほど。舞働をやってから序ノ舞を舞うと、無駄な動きはそぎ落され、でも身体の中のエネルギーは前後、左右、上下・・・あらゆる方向に向かっているのが少し分かった気がしました。
とは言え、普通に歩くだけでもまだまだぎこちなく・・・
宇宙の広がりを捉えて、内にためたエネルギーを発散する能
600年以上も続けられて来た奥深さを実感しました。
同じ演目を600年後もほぼ同じ様に演じているなんて、普通は考えられないですよね!
日時: 12:05 | コメント (0) | トラックバック (0)


