ハドリアヌス帝

イタリア人が愛している、『ハドリアヌス帝の回想』の世界を、日本人が、日本の伝統芸能をもとに表現することに、どのような反応があるのか実はとても不安だったのです。
この本は、読み進めるのが私にはとても大変で、何所をどのように表現すれば良いのか、飛行機の中でも、ローマに到着してもずっと悩んでいました。今回ばかりは不安が先立ち、いつもながらの楽天的な性格は何所へやら・・・
しかし、ローマの東約30kmの丘陵の街、Tivoliにある、Villa Adrianaを訪れ、 どのような思いでここをハドリアヌス帝が建設したのかを教えて頂くうちに、皇帝の心に触れることが出来たような気がして、すっと蟠りが消え、色々な思いが私の中を駆け巡りました。
このTivoliは古代ローマの時代から上流階級の保養地だったそうで、旅好きだったハドリアヌス帝が、行く先々で魅了された風景を再現した別荘だそうです。

ハドリアヌス帝のトラックと言われるものが上の写真で、この周りを運動のために走っていたとか・・・
その後の皇帝も愛用していましたが、廃墟となった後、近くの貴族が狩猟に来て、柱の何所を銃で撃てば、天井が落ちるか?などと遊んだようで、今でもその後が残っていて、とても残念なことです。

でも今はユネスコの世界遺産に登録され、大切に管理されています。
ローマの市内にも沢山の遺跡がありますが、当時の姿を是非見てみたい気持ちで一杯になります。
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